8月22日(金)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.333〜皆でスタート〜
本日より、あらためて全学年でスタート。全校集会では、久しぶりに全校生徒が体育館に集合した。これまでに頑張った部活動で表彰された生徒たちを披露し表彰した。結果がすべてではないが、やはり頑張った成果が出れば最高だ。
校長講話は、実に始業式以来だが、始業式終了後は、1・2年生の宿題考査があるため、時間が5分と限られている。話したいことは山ほどあるが、始まりにあたり、他にも多々連絡があるのだから仕方がない。そもそも空調があるとはいえ、この暑い時期に体育館に1000人以上を長時間滞在させるわけにはいかない。
講話では、先輩の本を紹介した。この夏休みに同窓会を通じて、『ひとりの商人』という本をご寄贈いただいた。著者は、伊藤忠商事会長CEOの岡藤正広様。日本経済新聞の「私の履歴書」に連載した内容を中心に、このたびまとめられたものである。
また、長宗我部久様より著書『マテハン革命』をご寄贈いただいた。「マテハン」とは「マテリアル・ハンドリング」の略語「物流」であり、最近では「ロジスティクス」と呼ばれるが、戦後の物流業界の発展、建設機械の開発に先陣を切ってご活躍された方である。
最後は、著書ではないが、(先程話した)日本経済新聞の「私の履歴書」に現在連載中の芸術家、森村泰昌様のエッセイの一節である。小学校の頃から絵を習っていたそうで、京都市立芸術大学卒業後、松下電工に就職するが3日で退職。その後、あらためて同大学の専攻科に入学したという。森村様は、ゴッホの自画像や女優に扮した写真で世間に名を知られるところとなった方だ。
御三方の著書、エッセイを読み、それぞれ生まれた環境や性格は違えども、何か変えてやろうという強い気持ち、それを実現する発想力や創造力を持っていらっしゃるのだと実感した。また、共通してあるのが、やはり「人との出会い」である。書きぶりが違うので、こちらで勝手にまとめると、ある方との出会いがなければ今の自分はないだろうという感謝の思いである。
還暦の私も全くの同感である。どれだけの方にお世話になったかわからない。目をつぶれば、お世話になった方のお顔が思い浮かんでくる。生徒たちにもこれからたくさんの人との出会いがある。その出会いを大切にしてほしいと伝えた。
最後に、夏休み明けのスタートに際し、3年生には「受験勉強最優先になるが、絶対に『一人にならないように!」と、2年生には「1年先?いや、10年先を見て、今やすべきことを!」と、1年生には「慣れるを良しとし、馴れるを良しとせず!」と伝えた。
暑い暑い、と言っても涼しくなるわけでなし、どうせなら日本の四季を感じて楽しむしかない。Make it Kozy!常にポジティブ、高津生!
先達の 道をたどりつ 創造す








