6月10日（火）校長ブログ「Make it Kozy！」vol.289〜梅雨入りにて〜

　梅雨に入ると少し気分が重くなるが、梅雨の語源が黴（かび）が生えやすくなるという「黴雨（ばいう）」であるということ、実際、今日など蒸し暑く、ジメジメした空気なのだから仕方がない。とはいえ、少しでも耳障り良く「梅雨（つゆ）」と称した先人の想いにあやかったり、きれいな紫陽花を思い浮かべたりして、気持ちを整える。今年は平年（6月6日頃）並みの梅雨入りということで、何より先週の体育祭を無事に終えたことでホッとしている。

　さて、本日は、1年学年集会と公開授業を実施。雨の中、たくさんの保護者の方が来校された。普段の授業の様子を見ていただくことで、生徒たちの集中する様子、我が子の学ぶ姿に安心していただければ。1年生ということで、高津の授業はいかに、と興味津々で来られた方もたくさんいらっしゃるだろうが、高津の教員は平均年齢は他校と比べれば低いが、それだけエネルギッシュでもある。経験豊富な教員の授業から学ぶ姿勢も良く、チャレンジ精神にあふれている。教科科目によっても教え方、学び方は異なるが、生徒が主体的に学ぶ態度を身につけるために試行錯誤を止めない。ぜひご感想をいただきたい。

　学年集会では、スタディサポートの結果をもとに、これまでの先輩の進学実績や学習習慣との比較や現状を確認し、今後の学校生活に関する心がけや目標達成のためにすべいことなどを保護者の方々と共有した。すべて思ったとおりに実践することは難しいが、まずは心がけや意識をもつことが大切。そして、とにかくやってみること。心が行動を変えることも真理だが、行動が心をかえることもまた真実。友人、仲間、そして家族とともに一緒に取り組んでほしい。

　生徒においては、求めるハードルも個々で違うと思うが、より深く学ぶ姿勢は大切だ。受け身であるかぎり、伸びしろは浅い。わからなければ予習し、復習する。そして質問する。昼休みや放課後の廊下では、空きがないほど、生徒の質問に教員が対応している。働き方改革を唱えるのは簡単だが、その前にぜひこの光景を見ていただきたいと思う。

　求める生徒のために時間を惜しんで対応する。それぞれのライフワークバランスを整えながらであるが、これこそ教師のやりがいの根幹である。よりポジティブに、よりアグレッシブに。Make it Kozy！日々頑張る、コツコツ頑張る、高津高校！

　　目の前の　明日のリーダー　捨て置けず