5月19日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.272〜教育界の卵たち〜
本日から教育実習が始まった。高津高校卒業生8名。2週間の者あり、3週間の者あり。
朝イチ、オリエンテーションより一足先に自己紹介を兼ねて彼らの控室へ。部屋に入った途端、全員見事な反応で起立する。誰に言われたわけでもなく、その反応に一安心。当たり前だと言われればそうだが、その当たり前が身についていない大人も多い。
挨拶も元気でいとよろし。皆さんしっかり目を見て集中できている。別に面接官ではないので、一つ一つ意識して観察しているわけではないが、そういう一瞬の立ち居振舞いが第一印象として良くも悪くも受け止められる。実に良き印象。
教育実習生には、毎年、個人的に宿題を出す。面接でも聞かれるであろう「教師をめざす動機」「教師の魅力」「自分の強み、弱み」。皆、高津の卒業生であることから高津高校に「点数」をつけてもらう。加えてここ数年は「教員不足」をどう思うか、なども。明日までの宿題と伝えたが、先の反応通り、さっそく数名から回答があった。
動機に関しては「恩師に憧れて」「教えることが好きだから」「生徒の成長を見守れるから」など、それぞれの思いが伝わってきて胸にグッとくる。高津については「90点」「85点」「95点」と100点がないのでちとショックだが、その点数の理由を見ると、先生方の取組への感謝や尊敬、文武両道で頑張った友人との学校友人との絆など、100点満点評価。特に、この代はコロナ禍真っ只中の高校生活で、その時どこよりも先んじてオンライン授業を導入し、生徒の学習保障に動いてくれた先進性を評価してくれている。この代からこその視点。
では、減点はなにかと言うと、エレベーターやトイレなとバリアフリーの不十分さや施設に関すること。これは毎年、学校教育自己診断アンケートにおいても、要望最右翼の施設問題。学校としても校長としても言わずもがな重々承知しているが、こればかりは学校でどうにかなるものではない。一定の規則と順番に基づいて進められているので、古いと言われれば古いし、ある学校よりはよほど新しいというのも、これまた真実。要望しつつ待つしかない。誠に申し訳ない。ということで中身の100点評価にホッとする。
ただ1名からは「まだまだこれからに期待して」と伸び代ありの評価。はい、まだまだ伸びます、高津高校!Make it Kozy!貪欲に頑張れ、高津生!
教育を 背負って立とうか 高津生!







