9月22日(日)校長ブログ「Make it Kozy!」yol.129~雨ニモマケズ、泥ニモマケズ!~
本日は、期末考査の間の日曜ではあるが、ラグビー部にとって待ちに待った大阪府予選の1回戦。夢の花園をめざしての1勝を勝ち取るため、放課後の限りある時間を練習に当ててきた、20名に満たない部員が一つになって私立の壁(早稲田摂陵高校)に挑む。
昨日までの天気とは打って変わって、天気予報は大雨。雨雲レーダーを確認すると、11時頃から特に大雨だという。ラグビーは雷が発生しない限り、少々の雨でも試合は行われるので、中止は考えず、応援に向かった。11時前に到着すると、まだ前の試合が行われている。聞けば、その雷のため、30分ほど試合開始が遅れたという。
それでも、傘をさしていても、ズボン(今はパンツというのか)の裾はびしょ濡れになる。そんな状況にも、保護者の方やOBOGの方、それに3年生もたくさん応援に来てくれた。愛されてるなぁ・・・。頑張れ!
約50分遅れて試合が開始。その開始10分も経たぬうちに、K君がその恵まれた体格を活かして相手を押し込み、先制トライ!キックも決まり、7-0。両チーム泥に足を取られながらのゲームなので、この先制トライはチームの士気を大いに高めた。その足を使えぬ状況で、一つの大きな勝負がキックの応酬。ウイング(と言っていいのか)の選手同士が、キックで相手陣地へ攻め込むが、それをキャッチしてまたキック、それをキャッチしてまたキック・・・と、6回ほど繰り返された後、相手がノックオン(前にボールを落とすこと)し、高津の粘り勝ち。そういう一つ一つのプレーが熱い中、負けられない相手も食い下がる。高津のちょっとした隙をつかれて、トライを奪われる。7-5。
前半リードで折り返したが、後半開始約5分、相手のふとした隙をついて、紀平君が相手のタックルを上手くかわして約50mを独走、見事に2つ目のトライを奪う。12-5。
その後も、お互い同じようなボールの支配率で、後半残すところ10分を切る。そこで、相手の反則からキックし、相手のゴールライン手前でラインアウトをゲット。そこから、モールで一歩ずつ一歩ずつ押し込み、最後は、春本君が全身を力強く使ってゴールラインの隅に倒れ込んで大きな3つめのトライ!全員で一つのボールを守り抜いた、感動のトライ!自然と鳥肌が立ち、涙ちょちょ切れた(写真のピンボケで伝わるでしょ?)。
ただ、相手も黙ってはいない。終了まであと5分というところで、高津の必死の守りも打ち破られ、2つ目のトライを奪われる。観客からは、「あと5分!」「守り切れ!」という声の裏で、「あと5分もあるのか、大丈夫かな・・・」という声も。いやいや、この『あと5分』をどう考えるかで未来は変わる。『あと5分』が相手に点を取られるのではないかと、不安な5分ととるのか、逆に、あと1点取れるとポジティブに攻める気持ちで臨むのかは大きな違い。と思いつつ、高津の選手たちを見ると、決して受け身にはなっていない。これは大丈夫だ、と確信した。そして、ノーサイド。時間上、ボールを長く持つことは前提として、常に攻める気持ちで頑張った高津高校、天晴れ!である。
試合後は真っ白なユニフォームが泥で茶色に変わっていたが、どんなイケメンよりもカッコ良かったぞ!オリンピックも良いが、やはり、身近な生徒たちの頑張る姿は一番の感動ものだ。天晴れ、高津生!Make it Kozy!まだまだやれる、もっと熱く、高津生!
雨中にも 胸の「高津」が 躍動す
応援に来ていただいた保護者の皆様、OBOGの皆様、雨の中、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。次も応援よろしくお願いします。