8月19日(月)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.104~向き合う時間~
保護者様にはメールでお知らせの通り、今週で夏休みも終わり、授業が始まる。3年生の実力交差を皮切りに、まだまだ暑い夏をこじ開けるように、生徒たちはペンを片手に自分と闘うのである。
闘うのは生徒たちだけでなく、実は、教員も補習や部活動だけでなく、それぞれの研修や担当する説明会に参加し、知識やスキルを高めるのだが、その実態はあまり知られていない。当然だが、「私、寸暇を惜しんで勉強してますねん」と、自ら訴える教員はいない。担当している生徒には申し訳ないと思いつつ、必須の研修や出張にやむを得ず参加するのである。やむを得ずとは言いながらも、少しでも有意義な時間にするために、ムクムクと向上心を沸き立てて研修に臨む。
校長とて、それは同じ。本日と明日は、兵庫県尼崎市にて開催の近畿地区高等学校長協会連絡協議会に参加。高等学校、支援学校の校長先生方と現状と課題に向き合い、その解決に向けて、膝を突き合わせて議論するのである。校長という職は、日々孤独な一面もあるが、教職員という仲間に有形無形に支えられて一日を過ごす。それに加えて、同じ立場の同じ課題を抱える他校の校長先生方としっかりと話し合う時間が大切だ。学校によって当然課題も異なるが、ともに流れる「学校をよりよくしたい」という気持ちで議論する時間は、とても有意義で未来が開ける良いものとなる。
私の経験上、高津高校は『自由と創造』の校風のとおり、間違いなく柔軟で先駆的である。私の思うところで言えば、教育にとって何が大切かというと、社会に遅れをとらない、ということである。それは分かっていても、実際は世の中の動きを見てから、組織は動くので、総じて学校は遅れるのが普通だが、そのなかで高津はとても敏感である。そして、動きが速い。これは、生徒や保護者の方には伝わりにくいが、真面目にそう思う。
そういう点で、生徒たちは幸せである。日頃いろいろ指導されて不満に思うこともあるだろうが、そうは言わずについて来い。きっと幸せが待っている。今できることを全力で。Make it Kozy!チーム高津で、高津生!
灯台は もと暗しぜよ 信じるき