2025.12.04
12月4日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.409~大事な心構え~
本日から後期期末考査。朝、裏門に立って挨拶していると、片手に単語帳やプリントを持っている生徒が多い。二宮尊徳の薪を背負いつつ読書する二刀流の姿は勤勉の代名詞となっているが、イヤホンで音楽を聴きながらの二刀流はいただけない。単語帳やプリントに集中すればするほど、急いでいる車や自転車利用者との衝突の危険度は増す。当たり前だが、命の大切さはテストの点数とは比較にならない。
さて、テストのための勉強も、試合のための練習もさまざま創意工夫を凝らし、科学的に、またより効果的に励んでいるのは、日頃の生徒たちを見ていてよく頑張っていると実感している。ただ、本番でどれだけ力を発揮するかは、その勉強量、練習量から来る自信としぶとい粘り強さ、思わぬ問題、予期せぬプレーが出た時の対応力や即興力が勝負を分ける。
英語力を例にとれば、いくら英語のテストの得点が高くても、実際に外国人と話せるコミュニケーション力がないと宝の持ち腐れになる。逆に私の教え子など、英語が赤点ばかりだったし、現在も専門的な単語はわからないのに、コミュニケーション力だけで(少し言い過ぎだが)世界一周し、現在は外国人ばかりを相手に仕事をしている。尊敬すべき人物だ。
ということで、結局は、何を知ったかでもなく、何がわかったかでもなく、生きていく中で、「何ができるようになるか」が大切。今日からの考査で、テスト勉強が生きるかは、当日の「発揮力」にかかっている。覚えたことだけで勝負しているうちは一皮むけない。本番に強くあれ!Make it Kozy!頑張れ、高津生!
作問の 意図を感じて ほどく脳