2025.02.05
2月5日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.210~PDCA~
先週の生徒研究発表会を終え、課題研究「高津LCⅡ」も一段落。今後、3年次にその成果を論文にする。
本日は、その「LCⅡ」も最後の授業。この一年間の取組を振り返って、来年度取り組む後輩たち、1年生へメッセージを書いている。
「ちょっと見せてくれるか?」と許可をとって手にすると、「最初にしっかりと計画を立てるべき。自分は甘かった」「長続きするテーマを設定すべきです」「実験材料を買ったけれど、結局使わなかった」など、上手くいかなかったことや反省を綴っている者が多い。確かに失敗しないためには、失敗を伝えることは大事だ。
ただ、このように語る生徒(班)も、先日の発表会ではきちんと体裁は整っていた。言葉は悪いが、結果として一年間の辻褄は合っていたのだ。プレゼンを見せる限りは、やはり「これだけやりました」「できました」とするのは当然のことだが、今メッセージに綴っている「こんな失敗しました」「一生懸命やりましたが、ここまでしかできませんでした」と胸を張って発表することも、時間のない中で取り組む深い研究には大切な気もする。
と思っていたら、「僕たちのプレゼン見ますか?」との声。「ぜひ!」と見せてもらうとよくできている。「立派なもんや、わかりやすいな」と言うと、「中間発表で火がつきました」とのこと。何事もきっかけは大切。特に高校生は、いかにハートに火をつけるかがポイントだ。
課題研究だけでなく、世の中や社会で何かに気づいたり、発見したりするには実に楽しいこと。周りを見て、誰かと話して、いろんなことを見つけてほしい。Make it Kozy!広く、深く、高津生!
アンテナは 何本立っても 物足りぬ