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11月7日(木)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.159~壮大なる実験?~

 昨日が遅くなったので、今日は頃合いを見て早く学校を出ようと、生徒の下校時間である18時半をめがけて18時15分頃に帰り支度を始めた。すると、放送でタ~ラ~ララ~♪タ~ラ~ララ♪タ~ラ~ラ~タ~ラ~ラ~♪と「蛍の光」が流れてくる。それを聞いて、以前、連絡で「LC(課題研究)」担当者が、「教師の働き方改革推進のため、どんな方法が有効か考察するということなので、いろいろとご理解とご協力をお願いします」と言っていたことを思い出した。

 私自身は、昨日一昨日と出張でこの時間には学校にいなかったので、今日初めて「蛍の光」を聴いたのだが、この曲の何とも言えぬ寂しい感覚がたまらない。一瞬実験のことを忘れていたにもかかわらず、(早く学校を出ないと…)という気持ちになった。無論、早く学校を出なかったとしても、何も起こらないのだが、約60年耳に、というより身体に染み込んだ、もはや条件反射というべき感覚はぬぐいようがない。

 いやいや、半分遊び心もあっただろうが、この学校全体を巻き込んだある種壮大なる実験、実に面白い。それとリンクするように、ちょうど私が出ようと裏門に向かった際、校舎から、グラウンドからと、生徒たちが出てくるわ、出てくるわ(笑)で、結局、鶴橋駅まで生徒の波に押し流された。曲の効果か偶々か、今日一日だけでは知るよしもないが、今後が楽しみになってきた。もとより「教員の働き方改革」がテーマとは、涙ちょちょ切れる。ぜひ様々な実験、考察を行って、ちと的外れな働き方改革に新風を吹かせてもらいたい。

 社会を変える実験を。Makd it Kozy!常に挑戦、高津生!

  ワクワクを 止めようもなき 探究心 

2024.11.07

11月6日(水)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.158~偉大なる月~

 本日は、少し帰りが遅くなった。帰り道、少し暗いなと空を見上げると、月が見当たらない。東西南北、どこを探しても月がない。どおりで暗いはずだ。

 月の話をするのは秋が多いが、それも過ぎ去りし9月のこと。11月に月の話など季節外れではあるが、当然ながら、年中月はある。一日ぐらい月の話をしてもバチは当たるまい。ご存知の通り、月は自ら発光することはないが、太陽の光を反射させて地球をも照らす。街頭のある都会はさておき、月明りの下を歩くほどロマンチックなことはない。

 奇しくも、今日の授業見学は2年生の言語探究で、夏目漱石の「こころ」が教材。いわゆる三角関係が題材の一つであり、その夏目漱石こそ「I Love You」を「月がきれいですね」と見事に訳された粋な人である。

 一方、プロ野球もと南海ホークスの野村監督は、当時、花形プレーヤーだった読売ジャイアンツの王貞治選手や長嶋茂雄選手を『ヒマワリ』、自らを「月見草」と例えたが、それぐらい『月』は太陽に比べて、日陰の印象が強い。が、先の夏目漱石が『月』をメジャーにしたように、今も月の存在はとてつもなく大きい。「月の砂漠」や「月に変わってお仕置きよ」などの名フレーズを始め、「満月」「望月」「十五夜月」「十六夜月」「三日月」「月の船」「朧月」など、月の豊かな表現は枚挙にいとまがない。それほどに、月は人間にとってかけがえがなく、気になる存在なのだ。

 そして、いうまでもなく「月」は女性を表す言葉でもある。「月」の姿が見当たらない今宵、「月」の存在感をこれまで以上に大きく感じた静かな夜である。リスペストとともに・・・合掌。

  欠けずとも 欠けても月の 魅力なるかな

2024.11.06

11月5日(火)校長ブログ「Make it Kozy!」vol.157~日々、継続~

 本日は、2年生の「異文化理解」という授業を見学。シンガポールについて学ぶのだが、当然ながら英語の授業。ずらっと並ぶ長文の応酬に、生徒たちが立ち向かう。
 流れるような英単語の一斉の発音練習は生徒たちの声も大きくやや圧倒される。いただいたプリント教材の英単語と意味を確認しながら何とか聴き取る。生徒たちにすれば、いつものことと涼しい顔をして取り組んでいるが、慣れないこちらからすれば、約50個の英単語が脳内に一気に詰め込まれるので、消化不良・・・。
 それでも一つ二つと知っている単語が出て来ると、つい安心して顔がニヤける。もし、高校生、いや、中学生まで戻れるなら、とにかくもっと真剣に英語の勉強がしたいと思う。英語学習のアプリが、いくら安くてお得であろうが、学校の授業がどれだけ大切か、わかっていることとはいえ、大人になると実に染みてくる。
 そんな2年生と1年生が授業を受ける中、3年生は今日明日と実力テスト。模試も含めて、何度もテストに臨み、自分の実力と不足を確認。また、時間的な配分も体感し、本番に備える。人によって、模試などの捉え方は様々だが、結果に一喜一憂するよりも、しっかりと自分の今を確認し、その結果を受けて「やるべきこと」を見出すことが大切だ。
 授業もテストも、一つの目標を達成するための通過点。今日できなかったことは、次に出来ればよい。成功体験はしっかり記憶して、失敗したらNEXT!だ。地道な努力は、ある日一気に開花する。Make it Kozy!焦らず継続、高津生!
  高3の 伸びはそれこそ 半端なし

2024.11.06

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