高津キャラバン隊活動報告

岩湧山で茅刈（かやかり）してきました！

高津キャラバン隊とは

高津キャラバン隊とは，高津高校の部活動で各々実施しているボランティア活動です。
ワンダーフォーゲル部では，過去には知的障がいを持つ方々とのキャンプを，近年は岩湧山での茅刈を実施しています。
当日は天気にも恵まれ，そこそこ重労働ながら楽しく活動できました。

茅刈について

ところで，「茅刈って何？」。
簡単に言うと「文化財などに使用される茅葺き屋根の材料となる枯れたススキを刈って，直径30cmの束にして運び出す作業」です。
河内長野市の岩湧山（標高897ｍ）の山頂周辺の約7haのススキ野原は，400年以上前から地元の滝畑集落の茅場として利用されてきました。
近年は，刈った茅を地元集落で利用することは殆どなく，全国の寺社仏閣をはじめとする文化財の屋根材として利用されており，岩湧山の茅場は文化庁が定める「ふるさと文化財の森」に指定されています。

私たちの活動は，
〇過疎化と高齢化のため茅刈の人手が足りていない滝畑集落の方々のお役に立てる。
〇文化財の保全に貢献できる。
という二つの意義があると考えています。

活動記録

３月４日（土）
10:45 河内長野駅集合
（路線バス）
11:50 滝畑ふるさと文化財の森センター着
（昼食）
13～15時 事前学習
（光滝寺キャンプ場でテント泊）

３月５日（日）
5:30 起床
7:00 出発
9:30 岩湧山到着
（茅刈作業）
13:45 下山開始
15:40 滝畑ふるさと文化財の森センター着
（路線バス）
17:10 解散

滝畑ふるさと文化財の森センターで事前学習

岩湧山到着 作業のレクチャー中

ススキを刈り採ります。鎌の扱いになれてくると，スムーズにできるようになります。

直径30cmの束にして

担いで運び出します。

軽トラックに積み込みます